疑問・質問コーナー

 

●御布施って何ですか?
 御布施というと、仏教では他人に自分のできるだけのことを施すことであります。
  布施には、法施(仏法を説いて聞かせ精神的な施しをすること)、無畏施(不安を抱いている人に対して安心を施すこと)、財施(お坊さんに金品をさしあげること)の3種類に分けられており、今日御布施といわれているのは主に財施にあたります。


●いくら包んだらいいのかしら…。

 御布施とは何かと言う事を理解して頂けていれば、もうお分かりですね。金額の問題ではなく、自分の出来る範囲内で精一杯の謝念を表わせばいいのです。
 
ですから、無理をして惜しみながら出すのでは意味がありません。さしあげる人の心、受ける人の心、そしてさしあげる物の三つが清らかでなければ御布施とは呼べません。



●御布施の表書きはどう書けば良いのかしら?
遺族やお坊さんに差し上げる御布施や御香典は、その時々によって表書きが違うので注意しましょう。

遺族に差し上げる場合

  葬儀−御霊前、御香典、御香料など
  法事−御仏前、御香料など
御坊さんへ差し上げる場合
  御布施、志、回向料


●戒名とは何ですか?
 一般に戒名とは死者につける名前だと思われていますが、本来は生きているうちに受ける仏教徒としての名前であります。
 ただ、宗派によって言い方が違いますのでご注意下さい。例えば、天台宗・真言宗・浄土宗・禅宗では「戒名」、浄土真宗では「法名」、また日蓮宗では「法号」と言います。

戒名の構成を見てみましょう。

○○院 □□ △△ 居士(大姉)
院号 道号 戒名 位号
院号 戒名につける最上の飾りで、本来は退位して出家した天皇の呼称でありました。
道号 その人の人柄や職業や趣味などを表すもので、ニックネームのようなものであります。
戒名 仏法に帰依した者の名として二文字を与えるもので、戒名の本体であります。俗名から一字取ったり、仏典からふさわしい語を選んでつけます。
位号 その人の徳を表すもので、男性の場合、居士・信士・禅定門・童子などがあり、女 性の場合、大姉・信女・禅定尼・童女などがあります。


●数珠の掛け方
数珠の掛け方 浄土宗では、通常二連の数珠か三十六顆をつらねた一輪の念珠が用いられます。
合掌をしている時は両親指に掛け、手首のほうに垂らします。
合掌していない時は左手首に掛けます。
浄土宗では数珠を四指に掛けたり、掌の間でガチャガチャさせたりはしませんので ご注意下さい。


●焼香の仕方は・・・?
 抹香を焚く回数は、浄土宗・真言宗・日蓮宗は三回、曹洞宗・臨済宗・真宗大谷派は二回、浄土真宗本願寺派は一回となっておりますが、お通夜などの弔問客の多い場合は、宗派に関係なく一回でもかまいません。
 焼香には抹香を焚くものと、線香をあげるものとがあります。一般に葬儀・告別式では抹香、通夜・法事では線香という場合が多い様です。
 
<抹香の場合>
(1) 自分の番が来たら、前の人が戻りかけたところで次の人に軽く会釈して仏前に進みます。
(2) 僧侶・遺族に一礼をしてから焼香の位置につき、 数珠を両手にかけて遺影に向けて合掌します。
(3) 左手に数珠を持ち焼香をします。焼香の仕方は、親指と人差し指、 中指の三本で抹香を軽くつまみ、目の高さあたりに捧げるようにした後、 香炉に入れます。
(4)
焼香をしたら両手に数珠をかけて合掌し、遺影・僧侶に一礼します。
(5)
遺族に目礼してから自分の席に戻ります。
 焼香の回数は自分の心身を清める為に一回、仏様やご先祖様の供養に一回と考えれば、二回が良いと言えますし、両方を一心に念じてするのなら、一回の焼香でもよいでしょう。
 また仏教で大切と言われている三宝(仏、法、僧)に、感謝を込めてするのなら、三回でも良いと言えます。しかし、それ以上の回数は、後の人の時間も考え、やめた方が良いでしょう。

<線香の場合>
(1) 仏前に用意されている線香を一本とり蝋燭で火をつけます。
(2) 炎がついたら、線香を右手から左手に持ちかえて、 右手であおぐようにして炎を消します。 (息で炎を吹き消さないように注意しましょう。)
(3) そして香炉にたてます。 線香の本数は宗派によって違います。真言宗と日蓮宗は三本、浄土宗と真宗大谷派は二本、漕洞宗と浄土真宗本願寺派は一本と決まっています。 このうち、真宗大谷派と浄土真宗本願寺では、線香を立てずに横に寝かせます。
しかし、多くの弔問客が予想される通夜では、一本に心を込めて立てましょう。 また、後の人の為に、奥から順序よく立てるという心配りも欲しいものです。
焼香の仕方


●法要当日にお持ち頂くものはどのようなものですか
満中陰(四十九日)法要の場合
・ご遺骨 (埋葬許可証は取り出さないで下さい)
・お写真
・白木の御位牌
・塗りの御位牌 (法要依頼の際お申し出頂ければ、ご用意致します)
・御供え物 (お菓子や果物)
・お墓に供える花 (本堂のお花はこちらで用意します)

法要の場合
・お写真
・御位牌
・お供え物(お菓子や果物、故人の好きだったもの)
・お墓に供える花


●年回法要の日程
年回法要  故人が亡くなってから丸一年目のあたる命日に一周忌、二年目に三回忌が行われます。それ以降は七回忌、十三回忌…、と続きますが、一般に三十三回忌が弔い上げ(お寺で戒名を過去帳に写してもらう)といわれます。
  その後は御先祖様と一緒にお盆などにまとめて行っても良いでしょう。
  祥月命日(死亡した日と同月同日)には、家族で故人の好物やお花を供えて供養します。


●年回法要は日をかえて休日などにつとめても良いのでしょうか?
  なるべく変えない方が良いでしょう。生まれるのも死ぬのも本人の意志で勝手には出来ないのですから、めぐりあわされたご命日くらいは心をこめてつとめたいものですね。
 しかし出席者の都合により日にちをずらす場合は、ご命日の前にしましょう。遅くにずらす事は、故人に対して失礼にあたります。


●二人分の法事を行いたいのですが…。
  基本的には一人に対して法要を行うのが望ましいが、経費の負担や出席者の都合などを考え申し出頂ければ、複数の故人に対して法要を行う事(併修もしくは合斎)も出来ます。
  例えば、祖父の十三回忌と父親の七回忌が同じ月だった場合、命日を過ぎてしまいますと“追善供養”といって年回法要ではなくなってしまいます。遅く日延べするのは故人に対して失礼にあたるので、早い命日に合わせるのが良いでしょう。
  ただし、三回忌くらいまでは亡くなって間もないので、併修は避けたいものです。


●合掌の仕方はどのようにするのですか。
  合掌とは文字どおり、左右の手のひらと指の先までをピタッと合わせることです。 インドでは、右手は神聖な手、左手は不浄な手といわれ、両手を合わせて美しい心と醜い心を一体にするといわれています。
  合掌の仕方なのですが、まず両手十指をきちんと合わせます。手首がちょうどみぞおちのあたりにくるようにし、指先を約45度の角度で仏さまの方傾け、保ちます。その際に脇があかない様に注意しましょう。

 

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